【音楽】好きなら考えよう！ライブハウスでのマナー

アリーナやホールクラスでのライブも壮大で感動するけど、ステージと距離が近くて狭いフロアにびっしり人が入って、好きなバンドのライブを汗だくで楽しむほうのが最高だと思いませんか？

好きな音楽を生で聴いて、それを共有できる人たちと楽しむ。ライブ終了後、お酒を飲みながら余韻に浸ったりするのも楽しいですよね。

でもその楽しいはずの場所なはずなのにイヤな思いをしたり、周りを気にせず迷惑行為に走っている事がありませんか？

ここではライブハウスでのマナーについて触れたいと思います。

入り待ち／出待ち

好きなバンドメンバーに会いたいし、推しメンがいたら写真撮ったりサインもらったり話したいですよね。 分かります、その気持ちものすごく分かります。入り待ち出待ちに対応してくれるバンドも多いです。でもそこに甘えて行動が出過ぎると実は周りに迷惑をかけてしまってる事がほとんどです。

小〜中規模のライブハウスは商店街や住宅街に面してることが多いです。ライブハウス前の歩道いっぱいにファンが群がってしまうと、一般の通行人が通れなくなってしまいます。またライブハウスの両隣にお店があると、そのお店の前にもファンがいて営業妨害になってしまいます。

スタッフさんが「速やかに移動お願いしまーす！」って何度注意しても、聞こえない振りしちゃいますよね。分かります（笑）自分が大人しく言う事を聞いてその場から離れたのに、別のファンが写真撮れたり話せたりできたって後から知ったら悲しいですよね。

でも考えてみてください。

周りでお店を経営してる方や、住宅街に住んでる方々はライブハウスに苦情を入れます。それが多いと場合によっては営業できなくなり閉店に追い込まれる場合もあるんです。ライブハウスが閉店するのは嬉しくないですよね？

またバンドのイメージも悪くなります。もしかしたらそのライブハウスから今後出演NGと言われる事もあるかもしれません。

もちろん、入り待ち出待ちを黙認してくれるライブハウスもあります。その好意に甘えるのではなく、「歩道は塞がない」「大声を出さない」「他のお店の前に群がらない」などみんなで意識していきましょう。

最前列の場所取り／割り込み

バンドに人気が出てくると必ず出てくる問題ですね。ライブハウスは原則チケットに記載されてある整理番号順に入場します。最前列にいける番号を手に入れるのはもう「運」しかないと思います。にもかかわらず、気が付くと毎回最前にいるファンっていませんか。全員とは言いませんが、やはりそこには「場所取り」行為があるわけです。

整理番号が良い人が最前列に入れたら、『両手両足を気持ち大きく広げスペースを確保』『最前柵にタオルをかけておく』そして後から入ってくる友達がくるまで待つ、といった感じです。自分よりも後の番号の人が最前列に入ったら気分悪いですよね。実は私も以前は同じ事してました。ごめんなさい。でも自分がそれをされてイヤな思いをしてからはやめました。当然ですよね。

あとこれも多いのがライブが始まってからの強引な割り込み。

曲が始まって盛り上がっているのを利用して、力づくで最前もしくは最前付近に入ってくる行為。必要以上に押してきて気分悪くさせたり、腕や足を引っ張ったり蹴ったり。髪の毛を引っ張ったり。明らかな暴力行為に出る悪質なファンもいます。同じ音楽が好きで同じ空間にいるはずなのに、とても悲しい行為です。

これは経験談なのですが、友達含めて3人で最前列（整理番号は3人連番で1桁）でライブを楽しんでいたら、一人が何度も「痛い！痛い！」って声に出すんです。耐えきれなかったのか途中で離脱して後ろに下がってしまいました。その時は、圧がすごくて柵に押し込まれるのが痛かったのかな？って思ってたんです。実は自分の後ろにいた誰かにお裁縫で使う針山で（針が刺さっている状態で）お尻をチクチク刺されてたからでした！ひどい！

そんな行為に走る前にーー。

 中には良い番号取れたけど、最前じゃなくてもいいっていう方もいます。なので発券した番号が悪くても悲観せず、SNSを利用して交換希望と発信してみるのもありかもしれません。当日に交換してもらえる事もありますよ。これは私の奇跡な経験ですが、1000番台で入場したのに最前ど真ん中がぽっかり空いていた事があり自分がそこに入りました（笑） 

きっとこれらの問題がなくなる日はないのかなというのが正直なところです。

ファンの評価がバンドの評価に繋がる事も多々あります。

遊びにきたファン全員が気持ちよく楽しめる空間になるとよいですね。